お客様からのご相談
ご相談17自分でハードディスクの修理をしたいのですが、分解の仕方が分かりません。
youtubeに自分でハードディスクを修理する動画があったので、それを見ながら修理してみようと思い、必要なキットも買い揃えたのですが、ネジ穴の形が変わっていて、分解することができません。
ピーシーキッドからのアドバイスクリーンルーム以外では、絶対にハードディスクを分解しないでください。
通常空気中に見えない大きさのゴミ(浮遊微生物、塵、埃等)が漂っています。そのような環境でハードディスクを分解するとハードディスク内にゴミが侵入してしまいます。 ハードディスク内ではプラッタと呼ばれる磁性体が塗布された金属の円盤がレコードのように高速で回転し、ヘッド、アームと呼ばれるレコードの針とトーンアームの要領で磁気(データ)を読み取る仕組みになっています。ハードディスク内にゴミが侵入してしまうとプラッタやヘッドにゴミが付着してしまい、その状態でプラッタが高速で回転するとプラッタに塗布された磁性体が削られてしまい、データの復旧が物理的に不可能になってしまいます。
通常、ハードディスクの製造やデータ復旧のためにハードディスクを分解する場合は、クリーンルームやクリーンベンチと呼ばれる空気中の浮遊微生物、塵や埃、また、温度、湿度や室圧等がコントロールされ、一定の清浄レベルが保たれるように管理された環境で行われます。一度ハードディスクを分解してしまうと、データの復旧率は著しく下がります。大事なデータが入っている場合はハードディスクの分解は絶対に行わず、専門業者などに依頼するようにしてください。